GEMINI UTM|外向きリンクに付いたパラメータ
Search Engine Journalは2026年10月1日、Roger Montti氏の記事で、Geminiが外向きリンクにUTMパラメータを付けたと書いています。同記事の図は、その値を utm_source=gemini と示しています。Redditの投稿は、これがとても新しく、24時間ほどだ、ChatGPTのUTMのようだ、と書いています。24時間は投稿者の感覚であり、公開日時の公式記録ではありません。Search Engine Journal
UNDOCUMENTED|見たと返した。条件は文書がない
John Mueller氏は同じスレッドで、「Nice. I see it too. Doesn’t Gemini have a referrer too though? I thought you could already track them.」と返しています。見たと返したのはUTMであり、付く条件の仕様書ではありません。Search Engine Journalは、この時点でGoogleの実装は文書化されておらず、どの条件でUTMが付くかは分からない、と書いています。ウェブサイトを直接参照する形の回答で付くかもしれない、という一文は同記事の推測です。Googleが文書化するまで、条件は確定しません。
Mueller氏は続けて、参照元で何が起きるのか、再現できる材料があればチームに回す、UTMの付与に加えて参照元も残ってほしい、と書いています。参照元を残す、は依頼であり、すでに全画面で残っているという確認ではありません。
TWO SIGNALS|参照元とUTMは別
RedditのCrawlWarden氏は、参照元は主にデスクトップのウェブで残る、と書いています。Geminiのモバイルアプリからの通過は、報告では約9パーセントです。Androidのアシスタント起動では参照元が落ち、かなりの部分がDirectに入り、GA4の ai assistant という medium には入っていない、とも書いています。UTMはアプリ内のWebViewを越え、生のサーバーログにも出る、と同じ投稿は書いています。約9パーセントはCrawlWarden氏の報告です。本稿の計測ではありません。
ChatGPTは、ウェブの情報源に根拠のある回答の中のリンクにだけUTMを付け、学習データ(parametric knowledge)から来た情報には付けない、とSearch Engine Journalは対比しています。これはChatGPT側の整理です。Geminiが同じ条件でUTMを付ける、とは同記事は書いていません。
ST_SOURCE|拡張機能がURLを書き換えた
Search Engine Roundtableは2026年10月2日、AI OverviewsとAI Modeのリンクに追跡パラメータを試しているように見える、と書き始めました。パラメータとして挙げているのは ?st_source=ai_overview です。Tom Pool氏がLinkedInに、AI Overviewsの中で言及されたリンクにこのパラメータを見始めた、正しい帰属報告の始まりか、と投稿した、と同記事は伝えています。Barry Schwartz氏は複数のブラウザで再現できなかった、とも書いています。Tom氏は複数の例で、ソースリストに挙げられたリンクにも出る、と述べた、と同記事は続けています。Search Engine Roundtable
同記事の更新は、これをGoogleではなくブラウザ拡張だと訂正しています。Tom氏が後から伝えた文言は、「Turns out it was a Chrome Browser Extension modifying the URLs to include these parameters. Presumably to sell the data on to brokers...」です。ブローカーへ売る、は Presumably と書かれた推測です。同じ訂正は Update 2 としても繰り返されています。したがって ?st_source=ai_overview を、GoogleがAI Overviewのクリックに付けたパラメータとしては扱いません。冒頭の「試しているように見える」は、更新で置き換わった記述です。
WHAT TO LOG|二つのタグを足さない
自社のログでは、utm_source=gemini と ?st_source=ai_overview を同じ「GoogleのAI参照」にまとめません。前者は、Search Engine Journalが報じたGeminiの外向きリンクのUTMで、付く条件は文書化されていません。後者は、Roundtableの更新ではChrome拡張がURLを書き換えたものです。参照元が残ったセッションと、UTMが付いたセッションは、Mueller氏が分けて残したいと書いた二つの信号です。件数を足してGeminiの流入、とも、AI Overviewのクリック、とも書きません。
出典: Search Engine Journal 2026-10-01/Search Engine Roundtable 2026-10-02(図は utm_source=gemini。st_source はChrome拡張。GoogleのAI Overviewパラメータとは書かない)
次のリソース
Research Hubの知見を、自社の理解・比較・推薦・行動準備へつなげます。
関連リソース
Agent Readiness Framework は、AIが企業を理解・比較・推薦・実行するまでの状態を評価する基準です。個別技術を点ではなく仕組みとしてつなぐ視点を Research Hub で公開しています。
Framework Research Hub ARI診断