BETA|クロールではなく、使った分
Cloudflareは2026年9月30日、Pay Per Useのベータをブログで公開しました。案内の骨子は、買い手がコンテンツの特定の利用に価格を出し、媒体がその申し出を受けるかを選ぶ、というものです。買い手は利用を報告し、Cloudflareが買い手に請求し、媒体へ支払います。媒体はダッシュボードで利用と収益を見ます。買い手の報告は、一つのAPIです。Cloudflare Blog
同じ案内は、AI製品は使う量より多く取得する、と書いています。検索エンジンは、表示しないページも索引します。取得のたびに課金すると、買い手は必要かどうか分かる前に払う、ともあります。利用に値段を紐づける方が、買い手が増え、媒体に入る金額も増えることを期待する、という書き方です。2025年に出したPay Per Crawlは、アクセスに課金します。Pay Per Useは、その次に起きたことに支払います。媒体は、自分に合う型を選べる、と案内は書いています。
OFFER|定義と価格は買い手が置く
各AI企業は、支払う利用を定義し、価格を置きます。案内が例として挙げるのは、検索サービスが、登録されたページの抜粋を顧客に返したときに払う、という申し出です。別の例は、ショッピングのエージェントが、登録されたレビューを推薦の材料にしたときに払う、というものです。後者では、買い物をした人がレビューを読まなくても、利用のあとに支払いが続きます。同じ記事が、製品ごとに別の価値を生む、とも書いています。利用の定義を提案するのは買い手で、報告と支払いの仕組みを出すのはCloudflareです。
媒体は、Cloudflareダッシュボードの Monetize、その中の Pay Per Use で申し出を見ます。表示されるのは、AI企業、支払う利用、申し出の価格です。受けるかを決め、合わなくなれば参加を止められます。オリジンの変更や、AI企業ごとの技術的な接続は要らない、と案内は書いています。各プログラムの条件は、そのAI企業がコンテンツで何をしてよいかも定め、学習への制限を含み得ます。クローラーの識別は Verified bots です。媒体の制御が許すときに、コンテンツへアクセスし、索引できます。
REPORT|利用は自己申告で、月次で精算する
買い手は、申し出を受けたドメインの一覧を取得し、利用を一行ずつ報告します。案内が挙げる中身は、いつ起きたか、どのURLか、イベントのIDか、です。利用は自己申告です。プログラムの条件は完全な報告を求め、Cloudflareは、報告された利用が参加している媒体に対応するかを確認します。報告を集計し、買い手に請求し、媒体へは接続された支払い口座を通じて月次で払います。
いま媒体が見られるのは、各AI企業がどれだけ使い、いくらになったか、ドメインごと、時間ごとです。Business Insightsは、どのクローラーが来て何を持っていったかを既に示します。Pay Per Useは、その次、実際に使われたか、何回か、いくらになったかを示す、と案内は書いています。次の段階として、引用に至ったキーワードや、リクエストの話題、どの製品が使ったか、を媒体へ返す作業をしている、ともあります。個人データは交換しない、と書いています。これは作業中の記述であり、いまの報告にその列がある、という意味ではありません。
NOT THE RATIO|0.1%の報道とは足さない
当サイトの10月14日の記事は、The Informationの報道として、AI Contribution Pilotを置いています。約100媒体、広告収入の約0.1%、計算式は参加者にも見えない、という範囲です。Pay Per Useの価格は、その割合ではありません。買い手が、定義した利用ごとに出す申し出です。媒体が受けるかを選び、報告は自己申告で、精算は月次です。二つの数字を、同じ救済額の列には置きません。どちらが多いかは、本稿の計測ではありません。
WHAT TO LOG|受ける前に残す項目
参加を検討するときに残すなら、誰の申し出か、支払う利用の定義、価格、学習への制限が条件に含まれるか、報告が自己申告であるか、です。0.1%や、他社の月額を、このベータの予定額にはしないでください。
出典: Cloudflare Blog 2026-09-30(Pay Per Useベータ。利用への申し出、自己申告、月次精算。Pay Per Crawlはアクセス課金。広告収入に対する割合の発表ではない)
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